プラド美術館の歴史
プラド美術館は、1819年に開館しました。
開館当時の名前は「王立美術館」で、1868年に現在の名称である、プラド美術館に改称されました。
プラド美術館は開館から180余年の歴史を持つ、大変古い美術館で、世界を代表する、歴史ある美術館のひとつとも言われています。
開館当時の名前が「王立美術館」であったことからもわかるように、プラド美術館の所蔵品には、スペイン王家の代々のコレクションが含まれています。
また、このことからも、プラド美術館の開館には、スペイン王室が大きく関わっているということもおわかりになるのではないでしょうか。
プラド美術館が開館される以前、1785年から、スペイン王室では自然科学博物館の建設に取りかかっていました。
ところが、この自然科学博物館の建設は、ナポレオンの侵略による戦争によって、中断を余儀なくされてしまいます。
その後、ナポレオンのスペイン侵略は失敗に終わり、建設が再開され、1917年に王立美術館として開館の日を迎えることになります。
その後、1868年のプラド美術館への改称を経て、現在に至るまで、スペイン王室のコレクションを中心とした保管・展示を続けています。
プラド美術館の正面の門はベラスケス門、西側の門はゴヤ門、左側の門はムリーリョ門と呼ばれ、それぞれ銅像が飾られていることも、プラド美術館そのものが、美術品であり、芸術であることの象徴といえるのかもしれません。
プラド美術館は、世界でも屈指の所蔵と長い歴史を誇る美術館として、これからも、多くの人に愛され、スペインと世界の美術史における貴重な宝庫として、さらに歴史を重ねていくことでしょう。